制作日記
□「PSYCHE」
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2017/3/18「後手後手ですみません」
今年もうんこ映画祭の時期が来た!
という訳でうんこ映画について考え始めたのが、残酷映画祭も終え年末を迎える頃であった。
それから3ヶ月程、懊悩するとは知らずに……。
最初はミデルを撮るつもりでした。
しかし、「ニクノクニ」の大ヒット(個人的な)を経て、もっともっと良いものが出来ないものかと悩んでしまった……。
そのあとに「篠原三太朗の『ミデル』」というフェイクドキュメンタリーだったりの企画を進めたりしたが、どれもしっくりせず時はすぎ、気がつけば3月に……。こ、これは終わっただろう……と思っていた矢先に色々考えてできあがったのがこの企画でした。
そもそものキッカケは「いかなる糞ならば私は愛せるのか」という問いでした……。
糞なんか嫌いだ! 作品なんて作り出せねえよ! と思っていたのですが、なんていうんですか、首つり自殺死体から漏れだすうんこの無常さという点から出発。
それから「哲学的なものに」「芸術的なものに」「エログロ!」「でも純愛」と迷走しながら6稿目、ついにさじを投げ、6稿目とやりたいことをさつき氏とシイタケ氏に喋り明かし、それを総括した結果をシイタケが噛み砕いてさつきが代筆、7稿目が仕上がり更にわしが書き直したのが8稿目(実質1稿目)でした。
意味分かりますか。すみません。
というわけで走り始めたこの企画、得意分野のスプラッター描写を封印し(でも人は死ぬ)うんこ直球の糞映画になればいいなと思います。
ちなみに出発点のときに参考にしたのはイキグサレの「下水少女」でした。そのせいか画家が出てきますね。
そのあとは毎回恒例アリプロのどのテーマソング選手権(篠原個人部門)で「形而上的な、蝶になる」が優勝、これだ、哲学だ! となり、ヴァニタスの思想を取り入れ、諸行無常の響きここに有り的無常観を取り入れた(このような連想迷宮に迷い込んだため”実質”1稿目となった)史上最高傑作ですよこれは!! です。
続く。