制作日記

□「血ノ獄ラプソディー」
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2018/9/4「緋ノ色断章」

この企画が立ち上って来たのはいつだったか。

2017年末の次点で「一緒に出来たら良いですね」的なことを言われたし思っていた気がします。

ピエロガールが終わり一息ついたとき、話をゆっくりと進めようとドアを叩いたのであった。

その人との因縁の出会いは2016年の秋、あるイベントであった。

どうしても応援したい人の一人として、陰ながら応援している関係であったが、巡り巡ってこのかたちに至ったのはやはり何か運命を感じます。

まあ具体的な事は言えないのですが、今回その人がプロディーサーというか死の原というポンコツの指南役として入って頂く事に。

ででで7/9に都内で再会、この日のためにかき集めた企画の数々を「再現不可能・つまらない・意味不明」とずっぱずっぱと切ってもらいました。はい、わしはこういうの嬉しいです。

そして「緋ノ色断章」という、血をテーマにした短編集という映画の企画を胸を張って提出。

「うーん……」

な、なんか雲行きが怪しい……しかしその中の1編で彼の動きが止まった。

「それ、面白いですね。そのエピソードを長編にしませんか」

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。

という感じで問題は面白い企画を提出できるかどうかだったので、一つの難関をクリアしたのであった。

ちなみにわしのファンの為に語ると「緋ノ色断章」は4つのエピソードでなる。

ひとつはメインエピソードであり彼の一押しをもらった「親愛ナル人」という1編でありある親子の話。

次が「紅い夜」という話で、親の居ない貧乏姉妹の姉が、病弱な妹の為に吸血鬼に魂を売る話である。

これ設定だけ聞くととても面白そうなのだが、盛り上がりに欠ける感じが半端なくって失敗作でも載せて行く主義のわしでさえ掲載をためらった話である。

ここだけの話「少女地獄1999」のパクリだし……。

場末の飲み屋のゲロみたいな話でしたね。

次に「吸血鬼蛭田くん」。

これは好きな子の血を吸えない吸血鬼の話で、映画某学校でアイデア出しを高橋洋さんに手伝ってもらった作品です。

これはいつかまた形に死体と思います。

次は「地獄花に舞ふ蝶」。

これは女が男に監禁されて血を飲まれる話で、アリプロの「阿芙蓉寝台」という歌に触発されて作った話。

女は自らこっそり毒を飲んで、男とともに(男は女の血から毒を吸う)死んで行く話なのですけど、いかんせん地味ですね……。

以上が緋ノ色断章の内容でした。

というわけで誰が指南役なのかは、ビッグネームのためヒミツです。

これが長編デビューになるのか!?

撮影は来年です。

貧乏働け!!!

続く。
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