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『Sweet Morning』

朝、目が覚める。隣には起きそうもない恋人の姿。
セナはそれを見て少し笑顔になる。そして、自分の身体がまだ昨日のままだということを思いだし、不快になる。シャワーを浴びようと布団から出ようとした。
腕を掴まれたのは片足が布団から出たすぐ後だった。

「どこ行くんだよ」
「あ、え、えと…シャワーを」
後ろから抱きつかれてセナの胸は爆音が鳴り響いていた。
たまにこういうことをするんだ、この人は。
「まだ早えーじゃねぇか。もう少しいろ」
「え、でも、身体ベトベトです。気持ち悪い…」
「それは俺もだ」
「じゃあお先にどうぞ。僕トイレに行きますから」
「……あー、」
すっかり目は覚めたであろう、存外はっきりとしゃべる恋人の声で判断する。しかし、何か考え事をしているようだ。
「…二人で入るか、風呂」
「!?」
な、何を言い出すんだ、この人は。
「俺が処理してやる」
「へっ!?な、え、あ…っ…!?」
戸惑う小さな体を抱きかかえむくりと起き上った。
そのままバスルームに連れて行かれる。セナの目には恥ずかしさと戸惑いで涙が浮かんでいた。
恋人はとても楽しそうにそれを眺めている。
今日はこれから始まる。しかし、朝っぱらから不具合な声がバスルームから響いてきたのは言うまでもないだろう。


end

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