04/22の日記

12:35
和菓子が食べたい
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爪楊枝、それは長さ10センチ程の先の尖った細い長い棒の一般名称である。
その多くは木で作られるが、ものによっては竹やプラスチック、高級なものでは金属で作られているものもある。
用途としては主に歯の間に詰まった食べかすを取り除くため、食品を口に運ぶための食器として、などと用法は様々で個人の使い方しだいで使い道は多岐にわたる。
さてこの爪楊枝、事の始まりは紀元前遡ること幾星霜、古代インドで使われた「歯木」と呼ばれる小枝から。これが中国を経由し日本へ伝わった。
なお、中国では柳の一種で虫歯の痛み止めとなる楊柳の枝が使われていたらしい。これが爪楊枝の語源なのだろうか、どうだろうか。
日本の爪楊枝の多くは先端とは逆、反対側に特徴がある。奇妙奇天烈摩訶不思議、存在理由が分からない謎の装飾が施されていることは皆さん、とっくの昔から気付いているだろう。
この装飾には色々とまあ、とって付けたような説がある。
知っている知識をあげますと、
日本の爪楊枝製造技術の技術力を見せ付けるために付けられるようになったとか、
爪楊枝の尻の部分が製造過程で真っ黒くなってしまうのでそれをごまかすために日本の代表文化の一つであるこけしをモチーフとした装飾をいれるようになっただとか、
この装飾部分をへし折ることで箸置きのようにして使うためだとか、
その発想を考案した落語家、柳家金語朗は実用新案登録して相応の収入を得ただとか、
いろいろ、様々、エトセトラ
私は詳しく知らないので事の真相は個人個人で調べていただきたい。
また爪楊枝の種類の一つに黒文字というものがあり、これは通常の爪楊枝と違って角型で大振りに作られている。
この黒文字、使い道は主に和菓子の横に添えられ、菓子を切ったり口に運ぶために使われる。
ああ、和菓子が食べたい。

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