NOVEL

□側に…
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「よっしゃ!!これで終わりだ!!」

署名をした書類を大雑把にまとめて隊長の机に置いとく。
朝になったら隊長の署名をもらったら終わりだ。
さっさと帰って寝よ。

「恋次、仕事は終わったのか?」

「ル、ルキア」

勢いよく開いたドアは壊れちゃいねぇだろうな?直すのは俺なんだぞ!
大体こんな時間に何やってんだよ。

「今日は大丈夫だぞ!義兄様にちゃんと伝えてきたぞ。」

だったら安心だ、じゃねぇよ!

「こんな時間になにしてんだよ!」

「何って決まってるではないか!」

そう言って胸元から綺麗な包みを俺に渡した。

「誕生日おめでとう、恋次。」

そこには、俺が欲しがってた銀蜻蛉の最新型のゴーグル。
こいつの前じゃ一度も言わなかったはずなに、それを選んでくれてる。

「あ、ありがとよ。欲しかったやつだ。
高かっただろ?これ。」

「まぁ、少々値は張ったが喜んで欲しかったし…」

語尾にいくほどに小さくなっていく。
テレてる姿が可愛くてつい抱き締めてしまった。
ルキアも嫌がらず、抱き締め返してくれた。

「誕生日おめでとう、恋次。
側に居てくれてありがとう。」






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