NOVEL

□お礼は呼び捨て?
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がやがやとうるさいが、安くてうまい酒が飲めると評判の店。
俺の行きつけの店だ。
その中で俺と彼女は黙々と飲んでいた。

書類を他の隊舎に届けに行った帰りだった。
絡まれてる奴がいた。
トロくせぇやつもいたもんだとよくよく見れば、そこにいたのは、四番隊副隊長虎徹勇音だった。
ちなみに、絡んでる奴は知らない。

救護、補給がメインの四番隊とは言え、まがなりにも副隊長なんだから、大丈夫だろうと思ったが、彼女な眉が何時もより下がっていたから、ほだされた。
俺が声をかけたら絡んでた奴は情けない声をだしながら、脱兎のごとく逃げていった。
で、お礼に飲みに来てる訳なんだが…

会話が全くない。 

元々そんなに話した事もなければ、会う機会もあまりない。
そんな彼女と何故飲みに来ているのか、分からない。




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