PROSE W

□無表情DOLL
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氷の粒の様に
砕け散ってしまえば良いのに

なにもかも拒絶を示す彼女が言った

自分以外の他人を嫌い、
遂には自分にも嫌気がさし始め、
感じる事の無い心と躯を求めた
関わりを遠ざけ、
優しさを突き放した

君が居るからこんな場所に
私は留まってしまう

どうしてくれるの?
何度も彼女は訴える
悲痛な叫びに罪悪感が騒ぐ
けれど
微笑みが生まれる
君が
俺を
必要としているのかもしれない、と

放して
離れて
…嫌いだから

純白の羽根は空へ放たれた
君はまるで誰かに造られた人の様
痛い瞳で俺を刺し殺す
 

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