PROSE U

□花と蝶
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とんでった

どこまでも とまらずに

ほら きえてゆく

ばいばい ここにいた ぼく

ね、さよなら

しろいはなのこいびと

ゆきのまう あさに

どこまでもいこうなんてさ

ぼくは ばかな ゆめを みてたよ

きみと どこまでもいけるなんて

ほら おかしいだろう

かなうわけがない

なんで あんな ゆめを みてた?

ぼくは ちょうちょだったのかな?

きみは はな

ぼくは ちょうちょ

でも きみの みつは

あまく のこる どくの みつ・・・

ぼくの いのちは きえた

そう きみの みつで

きみという はなのみつで

きみという・・・あまいどくで

あぁ・・・さよなら

くるおしの ばらのような きみ

それにすがる うすよごれた ぼく

かがやきはないんだ もう ぼくには

ね、さよなら

にがい あいの かおり

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