0315

□茨城
1ページ/3ページ

ミヤくんが生まれた場所

ムックが生まれた場所


【茨城】



ミヤくんが茨城に住んでた頃
何かあったら必ず来てた桜の木の下


それから今も、

気合いを入れたい時はここに来るんだって
笑って話してくれたミヤくん


そんな大切な場所へ初めて連れてきてくれた


『明日だね、武道館!!』

「あぁ、いよいよだな」

『今年のムックの始まりかぁ!!ムックがまた前に進んでくんだね!!楽しみにしてるね。』

「ん、ありがと」

ミヤくんはふわって笑ってそっと頭を撫でてくれた。



「じゃあさ、俺達も前に進むか」

『え?』

ぐっと引き寄せてくれたミヤくんの胸は暖かくて優しくて

「結婚しよう名無しさん」

涙が止まらなかった

『ミヤ…くん』

「今度は桜が満開になる頃に来ようか」

「名無しさんの親御さんに挨拶して」

『ん。』

「こっちで親戚まわりかな」

『ミヤくん…』

「あに泣いてんだよ」

『ありがとミヤくん!!ミヤくん!!』

「名無しさん愛してっから」


満開になった桜に負けない位きれいな

桜色のウェディングドレス、着せてねミヤくん。





「あ。そうだ」

『なぁにミヤくん?』

「弁当作れよすっげえの」

『?』

「花見すんだろ」




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ