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□Come on，Happy！
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今日は、ジャッポーネの大事な行事がある日らしい。
十代目に聞いたら、『せつぶん』という、年に一度の払いの儀式で、自分の家に住んでいる災厄を払う、とんでもなく危険な儀式だと分かった。
プロでもねぇのに、退魔の儀式をやるなんて…、日本人どうなってんだ！しかも、この日のための退魔グッズまで売り出されている。（なんとスーパーで！）
それがただの豆だということも信じがたいが、これは十代目もおっしゃっていたので確かな情報だろう。
これをすれば、鬼は去り、福がやって来るらしい。
そこでオレは、鬼を退治するために計画を始動することにした。
まず、計画のためにスーパーに向かって特設コーナーに置いてある退魔用の豆と、傍にあった乾燥昆布を手に入れる。
昆布は追い出した鬼を捕縛する役目をするらしい。（鬼、小さくねぇかこれ）
次に酒が並んでいる棚へ向かうと、日本酒の瓶を手に取る。
レジに並んで会計を済ませるとき、店員の男の視線が妙だったが、一睨みすればそれもおさまった。（オレの邪魔しようなんざ、百年早いっつーんだよ！）
これで八割がた下準備は終わりだ。家に帰って、豆の袋を開け、日本酒をグラスに注ぎ（徳利は準備出来なかったから代用）、昆布を皿に乗せた。
これで準備は整った。
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