三国志書物1

□CATPANIC(製作中)
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 と、何気なく頭に手をやり、寝癖があるかどうかを調べた。いつもなら、その黒く長い髪は寝癖が付いている物なのだが、今日は何故か見つからない。珍しい事もあるものだと、深く考えずにそのまま頭をなでていた夏侯惇。と、何か引っかかる感触に、眉を顰めた。

「…なんか柔らかい…?そして…毛?」

何が付いているのか、自分では分からず、しょうがないので、苦手な鏡を見て確認する。確認…したが…

耳の上のほうに両方付いている獣耳を見て、しばし言葉が出なかった。

「…」

恐る恐る耳を掴む。ぴん とたった黒い獣耳は、ちゃんと体温も在りほのかに温かく、神経も通っているようで、触っている感覚もきちんとある。


むにむに…


「……」

むに…

「☆□△〜!?!」
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