三国志書物1

□有翼族の彼と人間の彼
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有翼族の彼は ほぼ完璧な人物でした

頭脳明晰 容姿端麗 まぁ、性格はちょっと俺様気質なところがありましたが。

でもそんな彼にも 欠点がありました

有翼族の人間との混合種だったのです

彼は右の翼が無く 人の腕の形にしか変化させることが出来ませんでした

下級種族であった 人間の腕など、つけているべきではないと 

周りの有翼族の人間たちは 彼を何度も説得しました

付け替えればよいではないか と 

それでは空を飛べることなど出来ないのであろうと 


けれども彼は その度に首を振りました

その表情は とても柔らかい物でした
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