三国志書物1

□バスルーム
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『バスルーム』


しん。とした薄暗い空間に、一人の男がいた。時間は深夜。同居人を起こしては悪いだろうと思い、なるべく物音を立てないように行動している。

彼がいるのはバスルーム。趣味の良いデザインのバスルームで、広い空間と大きめの浴槽が特徴的である。
彼はその浴槽に、蛇口から細くお湯を出して溜める。時間がかかるが仕方がない。溜まるまで本でも読んでいるかと、彼はバスルームを出ようとした。

と、


「…元譲殿?帰っていらしたのですね」
彼の同居人が顔を出した。

「あ、すまない起こしてしまったか?」
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