FIAMMA

□嗚呼、ドウカ貴方ノ其ノ声デ
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八年、待った。
氷づけになったあの姿を思い出す度に体が震えた。
しかし、いつか復活する時が来るのだと、ひたすらに信じて、待ち続けた。

だから・・・・・・我慢できる。

氷が溶けて、オレの前に再び姿を現したあの晩。
全身に酷い裂傷を負っていたが、確かな熱を持って、存在していた。
その事に、今までの人生の何よりも心が歓喜に沸いたのを覚えている。


自身の全てと想う存在の喪失と復活。
絶望と悦びの最上を味わったからこそ、オレは我慢できるのだ。
たとえどんなに乱暴にされても、大切に思わなければ隣においてはくれない性格を知っているから、辛抱できた。


けど

だけどな


一度でいいから、その愛を形にして欲しいんだ・・・・・・。




+嗚呼、ドウカ貴方ノ其ノ声デ+





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