テイルズ
□迷うなあ
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「スパのばかばか!もう知らない!」
「はあっ!?俺が何したってんだよ!」
「………」
「はっきり言えよ!」
「……私とルカくんどっちが大事なのよっ」
「…………はっ!?」
何言ってんだこいつ。変なやつだとは思ってたがついに頭おかしくなったか。
「ほらー、スパひどいーわたしのことへんなめでみてるー 」
はあ。ため息ひとつ。そりゃ突然そんなこと言われたら誰だってため息つくわ。
「何がどうなってそう考えたんだよ」
「だって最近いつもルカくんと二人で自由行動じゃん。今日は私といてーって言ってもごめんって言うだけで何も埋め合わせなし!私よりルカくん大事ってこと以外の何があるのよ」
ほんとにバカだ、こいつ。
「…お前、今日が何の日かわかってる?」
「私の誕生日!」
「おう。わかってんじゃねえか」
「全然わかんないよスパのばか!」
「お前の誕生日のために大事な大事なルカちゃまとプレゼント選んでたなんて、鈍感なお前には難しかったなー」
「‥え!」
これでも、ルカと行動するのか迷ったんだからな
(ま、こんだけ驚いてもらえたら迷った上にルカちゃまと選んだ甲斐があるってもんだ)
(スパやっぱりだいすきー!!)
fin