07/22の日記

14:27
変態佐
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「中尉〜。重そうだね、ソレ。代わりに持とうか?」

「いえ、見た目ほど重くはないので。それに、すぐそこですし」

「遠慮しないでさ〜。代わりに持ちたいんだよ」

「そんな事よりも大佐?お願いしていた書類、もうおわったんですか?」

「まぁまぁ、堅いこと言わないでさ」

「…はぁ……」

「代わりにソレ持たせてくれたらちゃんとやるから。ね?」

「…本当ですか?じゃぁ…」

「へへっ!」

「やっ!?ちょ、ドコ触ってるんですか!!」

「えー?だって代わりに持たせてくれるって言ったじゃん」

「それはこの荷物でしょう?!」

「違うよ〜。これだってば」

「わっ?!ちょっと!嫌です、離してくださいっ」

「だ〜め」



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軽いセクハラタング←

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03:35
another story(レン哀歌)
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心底、本当によかったと思った。
無事に彼女を助けられて。
彼女を傷つけたこの唐変木達には後でそれ相応の罰を与えてやろう。

「リザ、遅くなってすまない」

彼女を拘束しているものを全て取り外してやると、彼女は緊張の糸が切れたのか、私の胸のなかに倒れこんできた。
愛おしい。
そんな気持ちが、支配する。

「リザ。結婚しよう。子ども、作ろう。そして、私にキミと私たちの子どもを守らせてくれ。もう二度と、キミを傷つけたりはしないから。裏切ったりしないから。私のすべてをリザ・ホークアイ、キミに捧げると誓うから。だから、私と結婚してくれ」

自然と、口を付いた言葉。
私の本心。

「なんで…こんな時に言うんですか…」

「こんな時だから言うんだ」

「……貴方はズルいです」


彼女はコートから一通の封筒を取り出す。
それを受け取り、中に入っている紙を取り出した。


「これ…?」


私が中将に預けておいた婚姻届け。
あの時は未完成だったそれは、今はリザのサインが書いてあって完成している。


「じゃぁ……」


彼女は顔を真っ赤に染めてコクリとうなずいた。






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レン哀歌の別バージョン。
リザを助けに行って、大佐が撃たれなかったら多分こんな展開になっていました。

連載当時「ふたりには幸せになって欲しい!」というご意見を多数頂いて考えたネタでした。
ですが、敢えてあの展開になったのは後書きに書いた通りです。


中途半端に書きかけていたものを発見したので、せっかくなのでアゲてみます。

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