04/27の日記

00:39
69→59(※小説でふ、腐向け。)
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発掘しました。
高校の時の走り書き(殴)







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「君を愛している。」

僕が僕でなければ君の隣にいられたのでしょうか?
僕が僕でなければ…君を僕のものにできたのでしょうか?

今の僕には……君の隣にいることはできない…。


……君の隣は僕じゃない……




それでも僕は君に会いに行く。


「隼人君…」

1人道を歩いていた君はくるりと振り返り、こちらを見て顔をしかめる…

「なんだよ…また来たのかよ…」

「えぇ、君に会いたくなりまして…」

僕がどんなことを言っても君は眉を歪めるだけで…

「意味分かんねぇし…何がしてぇんだよ…」

僕は何がしたいのだろうか?君の言葉に僕は答えに詰まる。

「僕は…」

そんな僕の様子に君は溜め息を付いた。

「なんなんだよ…用がねぇなら行くぞ。」

そう言ってすたすたと歩いて行く君の背中を唯見つめる。

行かないでほしい、引き止めたい、自分の思いを君に伝えたい…
いろんな思いは巡るけれど…僕には何もできない。

いや…できなかった。

僕に君を止めることはできない…資格がない…。

僕なんかが触れていいわけがない…。


君は僕には眩しすぎるのです………












「ふんっ……不様だね。」

君がいなくなって止まっていた世界に低い声が響く。

「雲雀君…」

漆黒の瞳が僕を哀れむ様にこちらを見ていた。

「うだうだ…うじうじと本当に馬鹿みたいだね。」

「大きなお世話ですよ……」

平気な顔をしてみるものの、僕の心は今も痛みを訴えている。

「そんなんでいいわけ?」

いいわけがない。
できることなら彼に思いを伝えたい。
彼に触れたい…
彼を…僕のものにしたい。


…そんなこと叶わないけれど。


「君には関係のないことですよ。」

この場所から逃げるように僕は背を向けた。

「はぁ…くだらない。咬み殺す気にもならないね」

背に冷たい声を聞きながら僕は歩き出す。

「ふ〜ん、逃げるんだ?」

君にそんなこと言われる理由はないですよ…

「ぶつかりもせず諦めるのかい?」

そんなこと………

雲雀君の大きな溜め息が聞こえた。


「君は…逃げるばかりの草食動物じゃないって思ってたのにね。
そんなくだらない奴だったとはね……残念だよ。」

トンッという音と風を切る音が響いた。

振り返った時にはもう雲雀君の姿は無かった……。






―『ぶつかりもせず諦めるのかい?』―





雲雀君の声が頭に響き続けていた……



「そんなこと言ったって……
僕にどうしろっていうんですか………」




僕の言葉は冷たい冬の空気の中に溶けて消えていった………






……………………続く?………
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ふふふ…


ワオ!ぐだぐだ(殴)


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