設定・外伝集

□平安五神伝用語・呪術講座
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『言霊』講座


シュ「今日の講座は『言霊(ことだま)』についてだよー!」

ク「言霊と言うのは、この世界では『名を縛る』ということだ」
シ「私達五神も、青月殿の言霊によって縛られています」
セ「生物と名前の結びつきはとても強いから、名を付けた相手には従っちゃうわけ」
コ「まぁ、成功させるには使役される側の意志か、使役する側の力量が必要な訳だけどな。ちなみに俺は後者だ」
シ「他は皆、前者だったりしますけどね」
コ「……」
シ「ちなみに、付ける名前は、その者に関係が深いものがよろしいようですよ」
ク「俺達の名前、ふざけた名前にしてはかなり強いからな」
セ「だって『体(たい)で名を表した』んですものね」
ク「はぁ…(ため息)」



光「たーだいまー!あー疲れた。コーちゃん、お茶持ってきて!」
コ「ふんっ、誰がそんなこ―――って足がぁぁぁ!」
シュ「行っちゃったねコーちゃん」
シ「青月殿にひとつ名前を呼ばれて命令されれば、私達は抗えませんからねぇ」
光「何やってるの皆?」
シ「言霊について話し合っていたのですよ。そういえば青月殿、言霊を解除するには如何すればよろしいのですか?」
光「そうだねぇ、僕の意志が確立した上で言葉をかけてあげることかな。
言霊は、触れられない、目に見えない鎖みたいなもの。解除の呪文がない、術とはまた違う領域のものだよ」
シュ「なんだか複雑だねー」
ク「まとめてみるか。

言霊とは
・『名を縛る』の意。
・異形の意志か術者の力量で成立。
・成立後の使役する側の力は絶対的。逆らうことは不可。
・解除には、術者の意志が必要。呪文は存在しない


って感じかな」

光「ま、解く気はさらさらないから安心して!」
シ・セ「「でしょうねぇ…」」



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