設定・外伝集

□平安五神伝用語・呪術講座
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●不動金縛りの術
『居縮めの術』とも呼ばれている一種の「瞬間催眠」。相手をその場に動けなくしてしまう効力があるといわれる。
@不動七縛の印を結ぶ。
Aナウマクサンマンダバサラタセンダバサラタセンダマカロシャヤタソハタラヤ・ウンタラタカンマンと真言を唱える(以下略式)
B『臨(りん)』と唱えながら空中に縦棒を描く。
C『前(ぜん)』と唱えながら空中に横棒を描く。
D不動印を結んで『先(セン)』と唱える。

●略拝詞(りゃくはいし)
幸霊(さきみたま) 奇霊(くしみたま) 祓(はら)へ 給(たま)へ 清(きよ)め 給(たま)へ 守(まも)り 給(たま)へ
幸(さき)はへ 給(たま)へ 照(て)らし 給(たま)へ 導(みちび)き 給(たま)へ
と、三度ほど繰り返し唱える

●布瑠の言(ふるのこと)(ひふみ祓詞・ひふみ神言とも)
死者蘇生の言霊。
一二三四五六七八九十、布留部 由良由良止 布留部(ひと ふた み よ いつ む なな や ここの たり、ふるべ ゆらゆらと ふるべ)
と唱える。
「ふるべ」は瑞宝を振り動かすこと。 「ゆらゆら」は玉の鳴り響く音を表すこと。「ひふみの祓詞」や十種神宝の名前を唱えながらこれらの品々を振り動かせば、死人さえ生き返るほどの呪力を発揮するという。
十種神宝
沖津鏡(おきつかがみ)
辺津鏡(へつかがみ)
八握剣(やつかのつるぎ)
生玉(いくたま)
死返玉(まかるかへしのたま)
足玉(たるたま)
道返玉(ちかへしのたま)
蛇比礼(おろちのひれ)
蜂比礼(はちのひれ)
品物之比礼(くさぐさのもののひれ)

●青面金剛真言
オン・デイバ・ヤキシャ・バンダ・バンダ・カカカカ・ソワカ
五方の五帝薬叉のうち東方青帝薬叉神を青面金剛と称して伝わった。仏教守護の鬼神類。
明呪には悪獣、病魔、風雷などの難を除く功徳がある。この功徳から、後に道教に結びつき庚申の本尊。

●風天真言
ノウマクサンマンダ ボダナンバヤベイ ソワカ
インド教の風神が仏教の守護神となったもので、八方天、十二天の西北方を守る。風の空行くことの迅速を仏の神通自在の教化の表現としたもの。

●茶吉尼天真言
オン ダキニ サハハラキャティ サワカ
茶吉尼天の呪法はあらゆる呪法の中でもっとも強力な力を持つとされ、ゆえに、茶吉尼天の呪力を独占しようとした支配者たちはこれを邪法とし、自分たち以外の利用を厳しく禁止した
中国では美しい女人が野干という狐に似た動物に乗った姿として描かれていたが、それが日本では、もともとあった妖狐信仰・狐蠱信仰と結びつき茶吉尼天信仰となったと思われる。


※資料が乏しい為、間違っているかもしれません。
ウィキペディアより。やや模造。
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