小説(鋼)

□紋白蝶
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何故か目が覚めた。
皇帝夫妻の朝は早いと雖も、隣の伴侶はまだ夢の中だ。
自分がこの人の妻であるとはまだ少し信じられないままだった。
それでも私が彼の隣にいる時間、抱かれる時間。それが「幸せ」である事は絶対に間違い無かった。
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