小説(テニプリ)

□10センチ
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ただいま、と言うと、キッチンから母さんと姉さんの「お帰り」が返って来た。
靴を脱ごうとした時、玄関に見覚えの無い靴が一足、置かれているのに気付いた。
母さんによると、兄貴の友達が来ているらしい。
「菊丸君よ。周助が連れて来ていいか、って言ってね。一人でも多いと賑やかだし、是非来て貰って、ってお願いしたのよ」
あの、やたらテンションの高い奴か。
そう思っていると、母さんが俺に頼んだ。
「裕太、周助と菊丸君に、そろそろご飯よって伝えてくれるかしら?」
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