小説(テニプリ)
□ハート
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――俺、不二と写真撮りたい!
事の発端は、その一言だった。
不二周助と菊丸英二は、ゲームセンターの一角の行列に身を置いていた。
決して長い行列ではないのだが、制服姿の女子高生や男女のカップルが大半を占める中、中学校の制服を来た男子生徒二人組が、まるで挟まれる様にそこに並んでいる。明らかな異彩。
それでも、二人の表情はあまりに自然で、交わしている会話も極めて他愛無い。
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