青い焔

□おしおき
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「…皆さんは部屋に戻って休んでください。兄さん、ちょっとお話が…。」
生徒に安心させるように微笑み、雪男は部屋に戻るよう促した。
(ヤベェ…あいつ目が笑ってねぇ…!)
自分に向けられた笑顔を見て燐は凍りついた。
そんなことは露知らず、皆は口々におやすみなさい、と挨拶して脱衣場を後にした。


「さて…。兄さん?」
皆の後ろ姿を見送り、雪男はゆっくりと燐に向き直った。
「…はい。」
逆鱗に触れぬよう、燐は静かに応える。
「兄さん、僕以外の前で裸曝すってどういう事なの?そんなにお仕置きされたいの?」
ずい、と詰め寄り、雪男が苛立ったように糾弾する。
「だからなりゆきだって…」
僅かに後退りつつ、燐は弁解した。
「…ふーん?悪いと思ってないんだ?」
謝らない燐に腹黒い笑みを浮かべ、雪男は燐の頤を上向かせる。
「別に悪くねぇだろ!」
燐はその手を振り払う。
「…お仕置きだよ、兄さん。」
雪男は燐の後頭部に手をまわし、強引に口付けた。




「…ぁ、は、ぁっ!」
背を反らせ、燐が喘ぐ。
「ほら、胸だけでこんなに感じてる。」捏ねたり、摘まんだりしながら、雪男が燐の耳元で囁いた。
「ゃ…あっ…」
シーツを握りしめる手が力の入りすぎで白くなっている。
対照にその頬は真っ赤だ。
「もぅ、やぁ…っ」
燐は快感に悶え、目に涙を溜めた。
「何が嫌なの?やめる?」
意地悪そうに雪男が尋ねた。
「やだ…も、つらい…」
苦しそうに、燐は頭を振る。
「どうしてほしい?」
雪男は尚も燐をなぶりながら尋ねた。
「…っわかってん、だろ!」
潤んだ目で燐は雪男を睨み付ける。
「さぁ?ちゃんと言わなきゃわかんないよ?」
ニヤニヤと、いやらしい笑みで雪男は燐を追い詰めた。
「………イかせて、くれ」
いじられ続けた身体はもう限界で、燐は素直にねだった。
「よくできました。」
にっこり、笑った雪男はしかし、燐から手を放した。
「ゆき、お…?」
刺激が途絶えたことで燐は不安げに雪男を見た。
「やっぱり、まだだめ。」
僕を受け入れてからじゃなきゃ、イかせてあげない。

イヤらしく微笑んで、雪男は燐の足をゆっくりと持ち上げたのだった―――。






<強制終了>

後書き。
これデータ半分とばしちゃって、後半書き直しました。
が、もうどんな風に書いてたか覚えてなくて…gdgdサーセンなことに(^q^)
お読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m

2011/06/30/THU 再UP 桜

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