蒼水の零

□風に舞う戦乙女
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〜〜ねぇ、キミはどこからが始まりだと思う?
1から?

それはちょっと違うんだなぁ。

だってもっと大切な数字があるだろう。
やっぱり思い出せないかなぁ。

それはねぇ………〜〜


《ろ…。おきっっ…起きろと言っているだろ。悠哉!!起きろぉーーっ!!》


シエルがそう言った途端に悠哉の手足に氷の欠片がビシビシとつき始めた。


「て、寒ぅぅ!!」


《あっあぁすまん。つい、感情を爆発させ過ぎた。ふふっ。》

(ふふって笑って済まされる問題か……下手したら死ぬぞ!!)

……………

………



「聞こえてるくせに今のはスルーかよ。」


《さぁ、なんの事だか。それよりなんでいきなり倒れるのよ。》


「あれ、俺なんで倒れたんだっけ。」


《私の推測から腹の減りすぎよ。さっきから何度もお腹が鳴ってたわ。倒れるまで何も食べてなかったってことはよっぽど貧乏なのね。あぁかわいそ。》


(なんか、嫌みっぽいこと言われたぞ。殴りてぇけど姿が見えないし……。負けるな、俺!!)


《変なこと考えてないでさっさと歩きなさい。この調子だと日が暮れるわよ。お腹の調子もよろしくないようだしね。》
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