スマブラX小説2

□料理がしたい!

ある日…






ゼルダ「…ん……」


朝8時…


まだ誰も起きていない中、ゼルダが目覚める


ゼルダ「今日もいい天気ですわ」



リンク「おはよう、ゼルダ」

ゼルダ「あ、リンク。おはようございます」


どうやらリンクも起きていたようだ


ゼルダ「今日は少し早めに起きてしまいましたね」

リンク「まぁいいんじゃないか?早起きして損はないしさ」

ゼルダ「そうですね」


2人は部屋を出て、朝食の準備をするため、食堂にむかっている


ゼルダ「今日はなにつくりましょうか?」

リンク「そうだな〜…」







「キャアアァァー!!!!」


リンク・ゼルダ「!!?」


突如叫び声が館に響く…


ゼルダ「今の声、トキ姫では!?」

リンク「急ごう!ゼルダ!」

ゼルダ「あ、はい!」



階段をダッシュで駆け下り、食堂につくと…


トキゼル「誰か火をとめて〜!!!」


フライパンから猛烈な勢いで火が上がっていた


トキゼル「あ!トワ姫ちゃん!トワ君!なんとかして〜!!」

リンク「はやくしないと危ない!」

ゼルダ「火をとめるのです!」







1分後鎮火…


ゼルダ「トキ姫、けがはありませんか?」

トキゼル「なんとか…。ありがとトワ君、トワ姫ちゃん」

リンク「トキ姫、あんなところで何してたんですか?」

トキゼル「料理…」

ゼルダ「料理ですか?」

トキゼル「そうなの。掃除は少しだけならできるようになったから、料理も多少できるようになりたいのよ」

リンク「それはわかりますけど、普通なら炎でませんよ…(汗)」

トキゼル「そうよね…」

ゼルダ「トキ姫、この前私が手伝いますと言ったではありませんか」

トキゼル「うん…」

ゼルダ「それじゃあ、今日の昼食は一緒に協力して料理をつくりましょうか」

リンク「とりあえず、朝食はこちらでなんとかしますので」

トキゼル「わかったわ…」



数分後…


「いただきまーす!」


ヨッシー「ガツガツ!」
カービィ「モグモグ!」




トキゼル「はぁ〜…」

トキリン「どうした?ゼルダ。うかねぇ顔して」

トキゼル「料理ってほんとに難しいわ…」
トキリン「なんだ?また急に」

トキゼル「だってまた失敗しちゃったのよ…」

コリン「またやってたの!?」

トキリン「だからあんなところこげてんのか…」


先ほどの炎で壁の一部がこげていた…


サムス「一体何をつくろうとしてそうなっちゃったの?」

トキゼル「カレーです…」

クッパ「なぜに…」

サムス「えっと…、火が出る要素がどこにあるの?…」

トキゼル「それがわからないの。野菜を炒めようとフライパンに油注いで野菜を炒めたら、急に火が出て…」


ゼルダ「あの…、油どれくらいいれたのですか?」

トキゼル「え〜と…、たしか3分の1くらいだったかしら…」

全員「使いすぎ(です)!!」


トキゼル「そうなの?」

ワリオ「そりゃ火でるわい!」

トキリン「それくらいは考えたらわからないか…」

リンク「野菜はどう切りました?」

トキゼル「細かくみじん切りにして…」


ワリオ・クッパ・トキリン「なんでだ!!?」


トキゼル「それも違うの!?」

アイク「それだと細かすぎる」

トキゼル「そうなの…。あ、でもおにぎりはちゃんとできてるから食べてみて!」


カレーを作る前にどうやら作っていたようだ


マルス「見た目は普通ですね…」

トキリン「どれどれ…」

トキゼルの作ったおにぎりを一口食べたトキリン。



が…



トキリン「うわっ!?なんだこりゃ!?」


ワリオ「なんだなんだ!?」

リンク「別に変にはみえませんけど…」


という訳で、リンクも一口たべてみると…


リンク「あ…」

トゥーン「どうしたの兄貴?」

リンク「トキ姫、もしかして砂糖と塩間違えました?」










全員「え…」


トキゼル「そんなはずはないわよ!?」


ゼルダも味見…


ゼルダ「う〜ん…、やっぱりこれは砂糖ですね…」


トキゼル「うそっ!?」

マリオ「めちゃくちゃじゃないか…」

トキゼル「はぁ〜…、私ってだめ…」


トキゼル、かなりショックをうけた…


トキリン「普通砂糖と塩は間違えないだろ…」

ピーチ「トキ姫もあわてんぼさんね」

ゼルダ「トキ姫、落ちこまないで下さい。誰にでも、失敗はつきものですよ」

トキゼル「うん…」
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