スマブラX小説2

□女性ファイターたちのお茶会

少しずつ夏に近づいてきたこの世界…





今日は外で何かの準備をしている模様です






ピーチ「これで大体準備出来たかしら?」


トキゼル「そうですね。後は、トワ姫ちゃんとナナちゃんを待つだけですわ」


サムス「そうね。それにしても久しぶりね、私達がこう集まってこんなことするなんて」


ピーチ「ほんとは出来るなら何度でもやりたいですけど、乱闘の予定などが入るとさすがに大変ですから、乱闘の予定が無いときに行うのが一番都合が良いと思いまして」


サムス「確かにそうね。ナナが参加するのはなかなか珍しいけどね」


トキゼル「そういえばそうですね。いつもは子供メンバーで遊んでますのにね」


ピーチ「細かいことは気にしなくていいの!今日は久しぶりのお茶会なのですから、楽しまなくちゃ!」





どうやらお茶会を行うようです。しかも男性メンバーは無しで、女性メンバーのみで行うご様子です





ゼルダ「お待たせしました」


ナナ「待たせちゃいました。お菓子も持って来ましたよ!」


ピーチ「あら!気が利くわねナナちゃん♪」


トキゼル「全員揃いましたから、早速始めましょうか」


ピーチ「そうですわね」




二人も合流したところで、お茶会開始





サムス「なんか不思議な感じね。女性だけが集まるのも」


トキゼル「いつもは常に男子達がどたばたしてて、こんな静かでのんびりすることなんてあまりありませんからね」


ナナ「私達がどれだけ落ち着いてるかというのがよくわかりますね」


ピーチ「落ち着いてるというより、私達くらいが本来なら普通なのよ」


サムス「まあ、この世界に普通を求めても無理な話ね」




おっしゃる通りです




ゼルダ「でも、元気が無いよりは良いと思いますよ」


サムス「まぁそうなんだけどね」


ナナ「ゼルダ姫って、どんなことでもマイナスにとらえようとしないね」


トキゼル「トワ姫ちゃんは優しいからね。ちょっとばかり天然なところもありますけどね」


サムス「(ゼルダ姫の場合はちょっとどころではないけどね…)」


ナナ「私達みたいな子供からしたら、面倒見のいいお姉さんみたいな感じにみえる」


ゼルダ「私自身は、あまりそういった自覚はないのですけど…」


サムス「そういうの大抵は本人は自覚ないものよゼルダ姫」


トキゼル「そうですわね。あ、ナナちゃんは何飲むの?」


ナナ「私はオレンジジュースにします。コーヒーはちょっとまだ飲めなくて…」


トキゼル「大丈夫よナナちゃん。サムスさんはどうします?」


サムス「私はブラックでいいわよ」


ピーチ「それじゃあ私はハーブティーにしようかしら」


ゼルダ「私はココアにします」


トキゼル「う〜ん、なら私はミルクティーにしましょうか」



ナナ「見事に皆さんバラバラになりましたね(汗)」


ピーチ「気にしなくて大丈夫よ!用意は万全だから」




ものの見事にテーブルには皆が選ぶ飲み物の材料が揃っていた




ナナ「わ、ほんとだ…」


サムス「よくこれだけの量のものがすぐに用意出来たわね」


ピーチ「最初はマリオ達が手伝ってくれたからね。意外と早く準備出来ましたわよ」


サムス「そうなの(やっぱりね…。大体予想はついたけどね…)」


ナナ「マリオさん達も呼ばなくてよかったんですか?」


ピーチ「今日はどうやら乱闘の予定が入ってたみたいですからね。仕方がないのよ」


ナナ「あ、そうだったんですか」


ゼルダ「そういえば、今日はリンクも乱闘の予定が入っていると聞きましたよ」


トキゼル「確かトワ君そう言ってたわね」


サムス「メンバーは確か、マリオ・フォックス・デデデ・リンクだったかしら」


トキゼル「なんだかマリオさん、いつも四天王の誰かとあたりますね」




ちなみに四天王(ベスト4)は、サムス・ウルフ・メタナイト・リンクの4人となっている



ピーチ「言われてみればそうね。マリオも大変ね」


サムス「今回はマリオは厳しいかもね。相手は重さがある相手ばかりだからね」


ゼルダ「でも、マリオさんは身のこなしがすごく上手ですよね」


サムス「相手の死角に入り、攻撃していくっといったところかしら」


ピーチ「そうね」




ウオオォォ!!!




ゼルダ「あ、ファルコンさんの声ですね」


ピーチ「モテる人(サムス)は大変ね♪」


サムス「全く…。ほんとに懲りないわね…」




ちょっと呆れてるサムスである…





キキーッ!!




ファルコン「ファルコーン参上!!」


ゼルダ「こんにちはファルコンさん」


ピーチ「いつみても元気ねファルコンは」


ファルコン「このファルコン!元気がないことは一度もなーい!」


ナナ「(うそつけ…(汗))」


サムス「もうちょっと声小さくしてくれないかしら…」


ファルコン「おぉっ!すまないなサムス!」


サムス「全然変わってないじゃない


ファルコン「そんなことはない!」


サムス「それより、今はお茶会の最中だから、別の所に…」


ファルコン「むむっ!そうだったのか!これは失敬した!皆すまないな!」


トキゼル「おきになさらずに。観てると面白いわ」


ファルコン「では失礼するぞ!」




ドシュン!!




ファルコンは女性陣に敬礼し、再び叫びながらどこかへ走っていった




ピーチ「走るのほんとに速いですわね」


サムス「あれだけ叫んで走ってよく体力がきれないわね…」


ナナ「(あれっ!?サムスさんファルコンさんに対しての対応がいつもと違う!いつもだったら蹴飛ばしたりするのに!?)」




疑問を持つのも無理ありません。なぜなら、いつもならとっくにファルコンはぶっ飛んでいるので




トキゼル「あれだけの元気がどこから出てくるのかが不思議ですわね」


ゼルダ「何度かサムスさんが怒っても、次の日にはまた元気が戻ってますね」


ナナ「サムスさん、なんだかいつもと対応が違うような気がしたのですけど…」


ピーチ「あ、それ私も思いましたわ。いつもなら無理矢理にでも静かにさせるものだから」


サムス「まぁさすがに何度もやると、あっちも体が持たないだろうからね」


トキゼル「あの人すごい筋肉してますけどね」


サムス「私が止めなくても、他の誰かが止めるだろうしね」


トキゼル「そうでしょうね」




ファルコンに対して対応が変わったのは間違いないようです。サムスも少しファルコンを見直しているようです
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