スマブラX小説1

□クッパの執念

恋する者のちょっとした話です。




クッパ「ピーチ姫、ピーチ姫はどこに行ったのだ?」


ピーチを探すクッパ。

ゼルダ「あら?どうしたのですか、クッパさん」

クッパ「おお、ゼルダ姫か」

リンク「随分慌ててるけど、クッパさん、誰か探しているんですか?」

クッパ「うむ、ピーチ姫はどこに行ったか知らないか?」

ゼルダ「いえ…、みてないですけど」

クッパ「そうか…」

リンク「あっ、ピーチ姫なら、さっきマリオさんと出かけていきましたよ」

クッパ「何!?おのれマリオめ…、叩き潰してくれるわ!!」


そのまま走っていく。


リンク「行っちゃった…」

ゼルダ「何かあったのかしら?」

リンク「さぁ…」


違う所では…


ピット「トゥーン、ゼルダ姫知らない?」
トゥーン「えっ?なんでまた急に?」

ピット「どこにいるの!」

トゥーン「向こうに行ったよ」

ピット「わかった!」

そのままダッシュ。

トゥーン「あ、兄貴がそばにいること言うの忘れた…」


そして…


ピット「ゼルダ姫〜!」

ゼルダ「あら…、また来ましたわ…」
ピット「僕の気持ちきいてくだ…、って、あっ!」

リンク「なんだ…、また急に」

ピット「またリンクといる!」

ゼルダ「何か悪いですか?そもそも、あなたねぇ…、私につきまとわないでくれる?」

ピット「(くそ〜…こうなったら!)リンク!僕と勝負しろ!んで勝った方がゼルダ姫とてをつなぐのはどう?」

ゼルダ「な、何馬鹿なこといってるんですか!勝手に決めないでくれま…」

リンク「構わないぞ」
ゼルダ「えっ!リンク引き受けるのですか?」

リンク「売られた勝負は断る訳にはいかないからね。大丈夫!ちゃんと勝つからさ、ゼルダに不快なことはさせたくないからな」

ゼルダ「リンク…」

ピット「絶対負けない!」

リンク「いつでもいいぞ」


バトル開始!ところが…


3分もたたないうちにリンクがピットをノックアウトする。

ピット「う〜…勝てないよ…」

リンク「そんなんじゃ俺には勝てないぞ!」

ピット「くそ〜!」


あえなく退散するピット


リンク「あいつは世話がやけるな…」

ゼルダ「リンク、また強くなりましたね」

リンク「えっ?そうかな?」
ゼルタ「ええ、ほんとですわ。私もリンクみたいに強くならないと」

リンク「そういえば、勝負に勝ったから、ゼルダとてをつながないとね」

ゼルダ「てをつなぐだけじゃ足りないですわ。リンクの腕にもたれていたいです…」

リンク「いいよ、ゼルダ」

ゼルダ「うふふっ、ありがとうリンク♪」


一方クッパはというと、


クッパ「マリオめ…、我が輩の許可なくピーチ姫によりやがって」


そんなこと知るわけもないマリオは、


マリオ「ピーチ姫♪今日はどこ行く?」

ピーチ「そうね〜、どこ行こうかしら♪」

これを見るに見かねたクッパは崖の上からマリオにめがけて

クッパ「クッパドロップ!!」


ドン!


マリオ「ぐお!!」


マリオたまらず吹っ飛ぶ。


ピーチ「あら…、どうしたのクッパ」

クッパ「ピーチ姫よ、我が輩はピーチ姫に今伝えたいことがあるのだ!」

ピーチ「何かしら?」
クッパ「我が輩の恋人になってくれ!!」

ピーチ「却下!」

パコーン!

クッパ「ぐえ!?」


テニスラケットでクッパを打ち飛ばす

ピーチ「いきなり何を言うかと思えば…」
マリオ「あのやろ…、不意打ちしやがって…」

ピーチ「大丈夫マリオ?」

マリオ「なんとか…」


飛ばされたクッパはというと、


クッパ「これしきのことで!」


そして、またピーチのところへいきました。


マリオ「さてと、気を取り直してとな」

ピーチ「そうね〜」

クッパ「どけどけー!!」


ドカ!!

マリオ「ぎへっ!!」


クッパのタックルがマリオに命中、また吹っ飛ぶマリオ。


ピーチ「またですか」
クッパ「我が輩のこの気持ちをうけとめてくれないか」

ピーチ「といわれてもね〜」

クッパ「聞いてくれ」
ピーチ「うーん…」

クッパ「聞いてくれ!!」

ピーチ「しつこい!」

ピーチボンバー炸裂

クッパ「どわ!!?」


クッパたまらず吹っ飛ぶ。


ピーチ「しつこくいわないで!」

マリオ「いてて…」

ピーチ「マリオ大変ね」

マリオ「ほんとだよ…」


だが…


クッパ「まだ終わらんぞ!」


全く懲りないクッパでした…
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