小説ーC
□希望のヒカリ
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「松田(マツダ)警部っっ、また放火が・・・。」
ここは、警察署の特別放火捜査本部。
その一室に声が響く。
「また・・・かっ。」
俺は松田、ここで特別放火捜査本部の指揮をしている者だ。
今この国は、危機におちいっている。
この事件の手がかりが見つからないせいだ。
「クソッッ、この国はどうしちまったんだ。」
思わず壁を思い切り殴る。
「警部、落ち着いてっ。」
「疲れがたまっているからイライラするんですよ。」
「一度家に帰ってはどうですか。」
部下たちの必死の説得に、一度家に帰ることにした。