小説
□☆★大好きなままで… U
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跡部は滋郎を乱暴に押し倒した
「はぁ・・・はぁ・・・いや・・・」
滋郎のは詞を発するだけで抵抗はしなかった
目は濃い紅紫色でその目からは涙がボタボタと流れていた
「あと・・・べぇ・・・早く、俺を殺して、どおせ皆死ぬんだ・・・生きていたって意味がない」
瞬きは5分に一回くらいで略植物のように動かなかった
「くく、んな事は言われなくたって、分かってる、忍足ほど馬鹿じゃねぇからな」
「俺様キャラ、最後に聞けてよかった・・・」
お決まりの詞を言い滋郎は笑った。勿論、あの頃の純粋な笑みではなかった
《跡部》
俺はこんな事がしたかったのか?
今まで[仲間]としてやってきた奴等を・・・
殺すのも悪くない