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□誤解、いろいろ
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誤解、いろいろ


looks:ジャン・ハボック

司令部室のドアノブに手をかけたとき、中から大佐と・・・おそらくホークアイ中尉?の声が聞こえてきた。何話してんのかな〜とか思って聞き耳立ててみる。
『大佐・・・どうして、どうして駄目なんですか!』
『中尉・・・。』
・・・・。
あれ?どういう状況?
中尉が大佐にどうして駄目ってどういうこと?大佐に何をお願いして駄目って言われたのか?
まぁ、一応2人は大佐と中尉という上下関係だけど、健全な男女だし。ま、さ、か!
中尉は大佐に『キスして』ほしいか『抱いて』ほしいとでも頼んだのか!?
あーあーあー駄目駄目駄目!大佐はお・れ・の・も・の!中尉になんて譲りません!
だけど、そうだよ、違うかもしんないし・・・。いやいやいや。
しかし、もし、俺の考えた通りだったら・・・・危ない!大佐を助けねば!
俺は勢いよく扉を開いた。
「失礼しま・・・す?」
そして、俺が見た光景は大佐と中尉の口論。しかも内容がしょぼい。
「大佐!どうしてオリヴィエ少将のお誘いに独りで行くなんて言い出すんですか!」
「だって、その日は君の有休日ではないか。その日に君を連れて行くのは負担が掛かるだろう。」
「私の仕事は大佐の護衛です!」
「それに、別に一人で行っても、ただ少将と食事をするだけだぞ?中尉。」
「それでも心配なんです!(あの少将が大佐に手を出さないとは言い切れない!)」
「しかしだね・・・おや、ハボック少尉。そんなところで突っ立って、何をしている?」

「・・・・いや、やっぱ俺、馬鹿だな〜と思ったまでですよ。」
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