読物

□例えばこんな障害登場
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※「例えばこんなきっかけで」から一応続いています。
出来れば(差し上げ物)「例えばこんなきっかけで」→(拍手文)「例えばこんな思い込み」の後に読んでいただけると幸いです。

(追加・・・どっちかというと拍手文「一喜一憂」からも続いているかもしれません)







ドドドドド・・・






某月某日の東方司令部内に妙な音が聞こえてきたのは、昼過ぎのことだった。





「オイ・・・妙な音がしねえか?」


辺りを見回しながらそう言ったのはブレダだ。



ドドドドドド・・・・


「何か・・・感動したアームストロング少佐が突っ込んでくる前って感じじゃねえ?」


何か嫌な予感がしてきた俺。理由は無い。ただ、無性に胸騒ぎがするのは何でだろうか。



ドドドドドドドド・・・・・


「何だ?誰かアームストロング少佐が感動するような話でも聞かせたのか?」
「いえ、本日少佐がこちらにお見えになるとは聞いていませんが・・・」


大佐の言葉に中尉が冷静に切り返す。



ドドドドドドドドド・・・・・・


「っていうか、音、近付いてるような気がするんですが・・・」


ペンを持ったまま少々怖がりながら、フュリーが言う。確かに、音が段々大きくなってきている。




ドドドドドドドドド・・・・・・・バンッ!!!!!



部屋に居た全員が「何か来る」と思った時だった。
ドアが勢い良く開いた―――と言うより、蹴破られて吹っ飛んだ。






「―――ジャン・ハボックは居るかあああっっ!!?」






そしてそのドアのあった場所には・・・地獄の閻魔様でさえ裸足で逃げ出しそうな表情の、ヒューズ中佐が立っていた。
なんつーか、頭の隅の方で前にファルマンから聞いたことのある東の国の「なまはげ」とかいうのを思い出した。




「「「「ヒュ、ヒューズ(中佐)っ!?」」」」



って、俺ご指名!!??
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