自作詩

□月でお題
6ページ/8ページ

雨夜の月



初めて会った日は何時
初めて会った場所は何処
思い出せなくなるほど昔の話

そういってはぐらかした貴方の瞳
私を見る事はないと知っていても
見てほしいと願ってしまう

あの月のように大きく光輝く貴方
私など小さな星には目もくれず

ねぇ大好きだと叫んだとしても
貴方に届くことはないのでしょうね

そこまでいい子じゃいれないからと
貴方の背中に抱きつきたいの


最後に会ったのは何時
最後に交わした言葉は何
覚えている私は莫迦でしょうか

少し微笑んで悲しそうな瞳
あの人に見せる瞳を思い出し
震える私の心

貴方を本当に必要としているのは私じゃない
そう言い聞かせ月を眺め

貴方のことを知りたいと思うのは
いけないことだと分かっていても

愛しているの世界の誰よりも
分かってほしい私の想いを

貴方はいつも私を見つけてくれた
ほしい言葉もすべて与えてくれた

それでも満足ならない私は
世間知らずのお嬢様なのね

貴方を雨夜の月に例えて
貴方を思い眠りつきましょう


-- END --

BGM:運命の月は紅/ヒノエ・武蔵坊弁慶・平敦盛


次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ