自作詩

□月でお題
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十六夜の月


可憐に舞うは過去の貴方

嗚呼 出逢ったのはいつだったか

あれは月が出るのをためらった夜のこと


貴方は何処へ 私は何処へ


空には花火が打ち上げられ

草叢には鈴虫が鳴き

地面が白く覆われ

蕾が色づいても


貴方は何処へ 私は何処へ


もう出逢うことのない運命の想い人よ

どうか幸せに 知らない地で幸せに

私のことなど思い出さずに幸せに生きればよい

それが貴方の役目 それが貴方


-- END --

BGM:春のかたみ/元ちとせ

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