DEATH NOTE

壊れたオルゴール
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少しだけ色々と家の事とかを話した後、お兄ちゃんは突然黙ってしまった

「……お兄ちゃん?」

「…すまない、そろそろ時間だ」

「また、掛けて良いかな?」

「ああ…今度家にも海砂と一緒に遊びに行くから」

「うん、待ってる」

「じゃあおやすみ」

「おやすみ…」



"無理、しないでね"




その言葉を言う前に電話は切れてしまった






─────────




「いらっしゃい」

「粧裕ちゃん綺麗になったね!」

約束通り、お兄ちゃんは海砂さん(と松田さん)を連れてやって来た

ホントは海砂さんとも沢山話したかった

「ごめんなさい、レポートやらなくちゃいけないんでまた今度」


あんな事になったのは…やっぱりキラのせいなのかな…



『恨むなら自分の父親を恨むんだな』

あの言葉が今でも頭の中に響いている
私はあの時、誘拐された
何かの代わりに、何の代わりに…?







「…粧裕、ほら見て
あそこに綺麗な花畑があるわよ」

母さんの指を差した向こうには綺麗な花畑と

小さな兄妹たちが仲良く手を取り合って……


"お兄ちゃん…"



"ごめんなさい"




-終-
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