DEATH NOTE

愛のうた
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「ありがとうございます」

突然グッと手を引っ張られて僕は竜崎の身体の中にすっぽりと収まった

「りゅ…りゅーざき?」

「これは一番伝わりやすい愛情表現なんでしょうね、きっと」

「え…いきなり何ですか…」

「松田さんの心臓の鼓動が大きくてとても早いですね」

「そりゃ…緊張してるからでしょ」

「…それは意外ですね」

「意外って…」

「約束を忘れたら針千本を突き刺しますから」

「飲ますんじゃないんですかそれは…
それに指切りしてないし」

「あ…」

そう言って竜崎は苦笑した





…約束したのに…約束…したのに





彼は、死んでしまった

僕の作った甘口のカレーを残して
作ってたのに、竜崎の為に



「竜崎のバカ」

僕の目から一粒の涙がほろりと落ちた





-終-
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