DEATH NOTE

わがまま猫の正しい飼い方
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「もし…、もしですよ
松田とキスをして私が元に戻らなかったらどうしましょう」

「……その時はその時です!」


強引に唇を近付けた
猫竜崎に顔を引っかかっれる事を前提にして



「……なっ」




"ポンッ"












ありがちな効果音
僕はゆっくりと目を開いた


「竜崎だー!!」

真っ裸だけど竜崎が其処にいた
興奮のあまり(裸だから興奮してるんじゃなくて無事に竜崎に戻ったから興奮してる)
竜崎を抱きしめようとした


…がある肝心な事に気がついた


「耳…」

「え、松田さん何ですか?」

「猫耳…残ってます」

「どうして耳だけ残ってるんですか…
耳が4つもあっても意味がないと思います」

「まぁそうですねー」

「…あ、もう一度キスしたら」

「嫌です」


ぷいっとそっぽを向いた
あ、すねた

「えー、だったらずっとそのままですよ?」

そのままでも可愛いとか思ってる自分がいるけど


「ら、月くんにして貰ったら大丈夫かも知れません」

"ムカッ"


「僕じゃなきゃ駄目なんですよ!!」


僕が竜崎の王子さまだから


無理矢理竜崎に飛びついた



……………あれ?
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