DEATH NOTE

わがまま猫の正しい飼い方
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「…白雪姫は確か王子さまのキスで目が醒めたんですよね」

「そうですね」

猫竜崎は腕くみっぽいのをした
うん…猫だから難しいけどね

「あと…お姫さまが蛙になった王子さまにキスして魔法を解いたとか…」

「何が言いたいんですか?」

「あの…つまり
竜崎が僕とキ「却下です」

「早いですよー、まだやってないんですから!!」

「却下ですよ」

「もー、だったらこのままずっと猫のままかも知れませんよ?」

「…それは」


あ、困ってる

「………」

すごい困ってる

「………」

めっちゃ困ってる

「………」

そんなに迷う事?
僕とキスするのってそんなに迷う事なの!?

「………しょうがないですね」

3回の無言の後の決断
うん、ちょっと微妙な気分


「じゃあ私を先に降ろしてくれませんか?」

「あ、はい」

ソファーの上にちょこんと座る猫竜崎

「…松田さんからやって下さい」

「は、はい!!」

緊張して声が裏返ってしまった
…うー、ドキドキする

顔を猫竜崎に近付けていく


「ちょっと待って下さい!」

「え…どうしたんですか?」
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