DEATH NOTE
□最期だから…
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「…………………」
私の隣には冷たくなった弥海砂の姿があった
その顔はまるで眠るような
美しい顔で
ゆっくりとノートに近付く
昨日、海砂さんが書いていた場所を見た
其処にあったのは海砂さんの名前と私の名前、エル=ローライトの
エル=ローの部分が書いてあった
ライト
…この名前を書かれていたら
私は死んでいたかも知れませんね
「夜神月…貴方は本当に最悪な人だ」
ノートを静かに閉じ、ワタリを呼んだ
彼は部屋に入り、海砂さんの姿を見て絶句していた
「ワタリ、ハンカチありますか?」
ハンカチをそっと海砂さんの顔に掛けた
「直ぐに夜神月を呼んで下さい、決着を付けます」
海砂さん
貴方は何故そんなにまでして夜神月を愛するんですか?
静かに部屋を出た
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弥海砂
眠るように安楽死
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-終-