DEATH NOTE
□最期だから…
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海砂さん…好きです、海砂さん…
耳元で囁かれる愛の言葉
私も好きだよ、竜崎さん
でも竜崎さんよりも…月が、好き
『竜崎を殺してくれないか?新世界を創る為なんだ、海砂』
月の為なら海砂は死ねる
月の為なら海砂は人だって殺せる
「竜崎さん…」
音をたててキスをした
そっと彼の首に手を回そうとしたけど止めた
海砂が蹴られたら嫌だし…竜崎さん、意外と強いから
やっぱりこうゆう時はノートに頼るしかないのかな
「目を瞑って?」
「こう…ですか?」
「うん、海砂が良いよって言うまで開けないでね」
……素直に目を瞑っている
私は彼の名前、エル=ローライト
と書く
一文字一文字
「やはりそれは月くんからの頼みですか?」