DEATH NOTE

壊れたオルゴール
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部屋から見つけた、お兄ちゃんから貰った大切なオルゴール


「お兄ちゃん…元気かなぁ」


ギュッとオルゴールを包み込んだ
ポロンと音色が聞こえた


…昔、何歳かの誕生日に買って貰ったなこれ
その時人気だったドラマか何かの歌だったような気がする
懐かしいな、ホント

手回しの部分を回してみる、ポロンポロンと一つの音楽が…

ポロン…

止まった、結構回したつもりなんだけど





「…あ」

手回しの部分が取れた、あんなに頑丈についてたのに



簡単に壊れる物なの、これ
少しだけ…お兄ちゃんの事が不安になった


大丈夫…だよね


机の上に置いてあった携帯電話を手に取った、電話帳にあるお兄ちゃんの電話番号にカーソルを合わせ、ボタンを押した

「……もしもし」

何回かのコールの後にお兄ちゃんの声がした
少しだけ…疲れてるのかな、声のトーンが低い

「あ、ごめんなさい…邪魔だった?」

「いや良いよ、久しぶりの電話だね、粧裕」

お兄ちゃんの柔らかい感じの口調が好き

「海砂さん…元気?」

「ああ」

「刑事の仕事は忙しい?」

「ちょっと、な」








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