DEATH NOTE
□愛のうた
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僕が好きになった相手は世界的な名探偵、僕はその下で働く刑事
いくら好きだって思っても絶対に思いは届かないと思う
「…松田のバカ」
「バ…僕はバカじゃないですよー」
「いえ、貴方はバカです」
こんなやり取りもあった…
真夜中にデザートを買いに行けと頼まれた時だってあった
最初は嫌々だったけど今になったら良い思い出だ
楽しくて
悲しい思い出だ…
「松田さん」
「はい?」
「料理って出来ますか?」
「え…えぇまあ、一人暮らしが長いので」
「そうですか…、また今度私の為に料理を作ってはくれませんか?」
「……………」
「…いえ、無理にとは言いませんが」
「無理なんて言ってませんよ、作ります…というよりも作りたいです!!」
竜崎の為に
誰かの為に料理を作るなんて…無かったから
だから…
「約束…ですよ?」
竜崎はニコッと笑って手を差し出した
「はい、約束します」
…普通は指切りなんだけどな
握手した時の竜崎の手は僕よりも大きかった
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