DEATH NOTE
□爪
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「爪、噛み過ぎて痛くないですか?」
…ん?と不思議そうな顔でこちらを見た竜崎
「痛くないですよ?ただ爪が無くなっていくんですよね…」
「まぁ…そうですよねー」
あんなに噛んでるから…ね
「………(じー)」
「な、何ですか?」
「爪、噛んで良いですか?」
僕の返事を待たずに指を持ち、口にくわえた
"ガジッ"
背筋がぞわっとした
か、噛まれてる…よな爪
うわーこんな所を相沢さんたちに見られたらどうしよー…
「………あ」
少し戸惑いながらそっと口から離した、僕の爪…ボロボロになってる
「ど…どうしましょう、大変な事をしてしまいました」
竜崎が僕の爪を噛み過ぎて戸惑ってるのかと思って
「痛くないですから」
と言うと竜崎はいえ、と自分の指をくわえながらこう言った
「松田さんの爪を噛んだら推理力が40%減少するかも知れません…どうしましょう」
「……どーいう意味ですかそれは?」
「ふふふ、どういう意味なんでしょうね」
笑いながら言う
「もー、竜崎ったら…」