DEATH NOTE
□わがまま猫の正しい飼い方
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質問.
竜崎が猫になってしまいました
答え.
可愛いがってあげましょう
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「…竜崎?
あれ、いないのかな」
がらんとした部屋
竜崎の部屋なのは確か、だけど肝心の竜崎がいない
「竜崎?りゅーざき?」
『にゃあー』
「……ん?」
ベッドの下を覗いた
「…猫?」
そっと手を伸ばし猫を抱きかかえる
可愛いなぁ…しかも真っ黒だよこの猫
…あれ、この猫なんで竜崎の服を持ってるんだ?
「……竜崎?」
「にゃあ」
「…猫はにゃあ、とは鳴きませんよ」
「……そうなのですか?」
猫の口がはっきりとそう答えた
…うん、答えたよね確かに!!
「…あっ」
肉球で自分の口を押さえる猫竜崎?
「……竜崎、なんですか…
ホントに…」
「は…い、朝起きたらこうなっていました」
「朝起きたらって…」
…そんな物語みたいな事がある訳ないじゃん
さすがに…ねぇ
超能力で人を殺せるとかよりは可愛いけど…
「どうしましょう…松田さん」
そ、そんなうるうる涙目で見ないで下さいよー
直視出来ない…