DEATH NOTE
□悪な女
1ページ/3ページ
「見ちゃったんだよね、海砂」
バタンと閉じられた扉、部屋の中にはミサミサと僕だけ
「竜崎さんと松がキスしちゃってるとこ」
「………」
「月のお父さんたちが知ったらどうなるんだろうね…、竜崎さんは残るとして松は…」
笑いながら「クビ?」と手をさっと首の前で横に動かした
「何をしたら…黙っててくれるのかな」
「…海砂ね、月と逃げたいの
今みたいな監禁生活なんてもう絶対に嫌!…だから松、逃がして?」
「……!それは「駄目だって言ったら海砂、さっきの事言っちゃうよ?」
「くっ……」
言いたい事ばかり言って…
『海砂さん、松田さん
二人で何のお話をしてるんですか?』
「…竜崎…さん、いつの間に…」
扉が開き、竜崎が僕たちの前に現れた
「まぁ貴方たちの話は聞こえていましたが」
「なら話が早いわ、竜崎さん…キスの事をバラして欲しくなかったら海砂と月を…」
「良いですよ」
「え…」
「ちょ…竜崎!?」
「海砂さん、バラしたかったらバラして貰っても結構です
私たちはそういう関係ですから」
そう言うと竜崎はミサミサの目の前でキスをした