DEATH NOTE
□予知夢
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「月くん」
「月くん…そんな所で寝ていたら風邪を引いてしまいますよ?」
…まるで夢を見ていたようだった
あの時にこの場所で死んだ竜崎の声が聞こえた気がした…
…なんてある訳がないか
ふー、長い息を吐く
この部屋には僕しかいない
人ではない奴は僕の隣にいるけど…
「リューク、さっき僕に話かけたか?」
一応小声で聞いてみる
「いいや」
やっぱりな、リュークがこんな悪ふざけする訳ないし
でも…聞こえたよな
幻聴?
「月くん」
すぐ後ろで声がした
ハッと息を飲んだ、冷や汗が出る
動揺を悟られないように
「何?」と返事をした
「お久しぶりです、月くん
貴方が私の代わりをしている事に少々驚いています」
「僕は死んだ筈のお前の声がする事に驚いてるよ」
「…何故驚くのです?これは夢なのですから」
「夢…?」