DEATH NOTE
□L
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部屋の中でキラ事件の事を調べているとふと背後に人の気配を感じた
「…ワタリ」
「どうしましたか、L」
Lは自分の服の裾をぎゅっと握りしめた
「怖い夢を見ました、寝られないので少しの間そばにいて良いですか?」
「どうぞ」
ゆっくりと近づいて近くにある椅子に座る
「やはりワタリの横が一番落ち着きます」
「それは良かったです」
「……ワタリ、一つ前から聞きたい事があったのですが…良いですか?」
「はい」
「私の両親は…どんな人だったんですか?」
「……」
「憶えてない、というよりも思い出せないんです」
「…Lの両親は貴方の目の前で殺されてしまったのです
なのでそのショックが大きすぎてきっと両親の記憶がないんでしょう」
「…そうでしたか」
Lは黙って爪を噛んだ
…言えない、彼には
本当の事を
ゆっくりと目を閉じた