銀魂

夢の中で
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なぁ、その玉子焼き食わせろよ

…思わず聞き返してしまった
いつも嫌々食べてるくせに
何故か持っていた玉子焼きを後ろに隠した





これは夢?



「痛ぇ!!」

…目の前の奴の頬をつねったけど…夢じゃないらしい
「何すんだよバカ
ただ俺はテメーの作った玉子焼きが食べたいだけなのによ…」

「…どういう風の吹き回しですか?」

「あーもーだから食わせろって」

と強引に私の持っていた玉子焼きをパクッと食べた


「……う゛」

「…自分から食べたんだから絶対に食べて下さいね?」

「…やっぱアレは夢だったんだな」

「アレ?」

「あぁ今日お前の作る玉子焼きがめっちゃ美味い夢見たんだよ」

やっぱ夢だったのかーと言いながら髪をポリポリと掻く

「………銀さん」

「あ…冗談だよ冗談…」

「食べましたか?」

「何を…」

「…玉子焼きです、私の
夢の中で食べましたか?」

「…食べた…けど」

「なら良いです」

この玉子焼きを食べたのなら…夢だって良いですよ




-終-
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