銀魂

ある雨の日の(パート2)
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土方と俺が江戸の見回りをしていると雨が降って来た、奴はムカつく事に傘を一本だけ持っている…
先に一人で帰るんだろうな…、そう思っていた







「ほらっ、風邪引くぞ」

土方の野郎が俺にそっと傘を差し出した

「…何をやってんでィ、土方さん
アンタが雨に濡れてしまうぜ?」

雨が酷くなってきた
土方さんの髪や肩に雨が当たる

「…ほら」

無理矢理、俺に傘を渡すとそのまま走り出す

「…………土方さん!!」

俺は慌てて後を追った




「ん…、何だ?」

澄ました顔が憎らしいくらいかっこいい

「…土方さんも入ってくだせェ」

「俺は大丈夫だ、バカは風邪を引かねぇって言うだろ」

「土方さんがバカなのは分かってまさァ
ただ、俺のせいで風邪を引かれるのが気に食わねぇだけでさァ…だから」

俺と土方さんの間に傘を差す

「このまま屯所に帰りますぜ、土方さん」




ホントは…、ずっとこのままが良いですけどねィ




-終-
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