DEATH NOTE
□リューク
2ページ/3ページ
「ど…どうした月、…こんな時間に」
時計の針は3時を指していた
「…書き忘れ」
「……?」
「ノートに一人、犯罪者の名前を書き忘れたんだ」
その為に起きたのか?
パソコンのスイッチを入れる
「そんなの朝で良いじゃないか、そんな事より寝た方が良いぞ?」
昨日も朝方までノートに名前を書いていたのに
「死神に心配されても…な
裁きを怠けたらLが感付くかも知れないし」
パソコン画面に映る犯罪者の名前をノートに書く月
その目にはもう
光なんて、なかった
「…別に俺は心配してねーよ
ただ…月が疲れてる姿見たくない…からな」
「それが心配してる、っていうんじゃないの?」
ふわぁ、と欠伸をする
「寝る、おやすみ」
…………
寝顔は子供みたいなのに
そっと毛布を掛ける、朝は冷える
「…なに、リューク?」
「起こしたか?すまん」
「別に良いよ」
「……なぁ月
死神の目、交換しようぜ?
もう竜崎がLだって分かってるんだからさ、もう無茶するな」
「嫌だ」