conclusion


□はーとびーと
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 *2* onに集う仲間




 チャイムが鳴る。

 教科担任の先生の話も終わり切らない内に教室は騒ぎ出す。

 私も遅れを取らないように手早く筆記具を筆箱にしまいはじめた。


「じゃあ今回はこれで。来週また続きをやります」


 その言葉が合図だったかのように教室中の学生が一気に立ち上がった。そして扉へと密集する。


「明香音、急いで!」

「分かってる!」


 隣に座っていたナッツが急かしてくる。なんでこんなに差があるのかわからないけど、私の用意は他の人より遥かに遅い。


「とろい! 先行くよ!」

「えっ、ちょ、待ってよ!」


 私の声も聞かずにナッツは激戦区へと歩み寄る。テキストを鞄に入れる時間も惜しくて、私はそのまま抱えて駆け出した。





 私たちが向かった場所。それは大学の購買。私たちは大体お昼をそこで買う。

 しかし、今日のように午前中に買う暇がないと、全校の人々を相手に自分の食料を確保しなくてはならない。まるでバーゲンセール並の混雑に、嫌々ながらも毎週身を投じている。
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